東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
それぞれの言語は、それが使われている社会や文化と密接な関係を持っています。言語と社会の関係を扱う分野として社会言語学があります。社会言語学では、地域や性別、年齢などによることばの違い、あるいは、言語行動・非言語行動や会話分析などコミュニケーションとことばの関係が研究されています。さらに、人の移動や文化の受容によってもたらされる言語の接触とそれに伴って生じる様々な現象、たとえば、接触による語彙・文法の変化、多言語併用やバイリンガルなども研究対象となります。言語の接触は同時に異文化の接触でもあり、異文化接触の研究や歴史的な観点から文化交流史の研究にもつながっていきます。当専攻では特に言語を通して日本と韓国の社会・文化的な関係を考える日韓言語エコロジー講座が設けられています。